ブラジルと言われて何を思い浮かべるでしょうか
サンバ
サッカー
お肉
カポエイラ。。。。
そうです、恐らく多くの人が
カポエイラという言葉を聞いたことがあると思います。
Ⅰ.カポエイラとは
カポエイラとは、ブラジルの伝統的な武術です。
面白い点は、武術でも、ビリンバウというブラジルの伝統的な楽器を用いた独特な音楽のリズムにのって闘うというところです!
正確には、アフロ・ブラジル文化(アフリカの影響を受けたブラジル文化)
でしょうか
Ⅱ.アフロ・ブラジル文化としてのカポエイラ
ご存知の方も多いと思いますが
16世紀のブラジルはサトウキビを中心とした農業が盛んでした。
そしてそのサトウキビ産業をさらに発展させるため、ポルトガルはアフリカから労働力としてアフリカ人を連れてきたのです。
そのアフリカ人たちは良く働きましたが絶対服従だったわけではありません。
いつの日か自分たちを奴隷として扱うポルトガル人たちに反逆するため
己の肉体を鍛えていました。
Ⅲ.ダンスとしての武術
しかしトレーニングの様子を見つかると処刑されてしまうのでトレーニングに気付かれないようにひっそりと鍛えることがミソでした。
そう、それが音楽のリズムにのる、ということなのです。
カポエイラは闘いですが、反して、まるでダンスのようでもあるのです。
カポエイラは基本1対1で行い、他の人は周りで試合中の人を
円状に囲み、音楽の拍に合わせて手をたたき盛り上げます。
1つが大体2~3分で全員ローテーションしていきます。
僕はカポエイラが好きで、ブラジルで約1年間教室に通っていました。
やっぱりなんといっても、音楽に乗る武術
それがとても新鮮でした。
また、この武術が生まれた歴史を知った時も感動し
それからさらに一層のめりこむようになりました。
中にはとても派手で難しい技もあったりと観ていても楽しいです^^