こんにちは。
ブラジルの私の住む町では日が照り付ける日々が続きとても暑いです。日系社会ボランティアとしてここブラジルで活動することももう1年を切り、今一度気を引き締めて楽しくやっていきたいと感じております。
1. ロンドリーナ州立総合大学
学部生だったころ、3年時に1年間ロンドリーナ州立総合大学というブラジルの公立大学に通っていました。Universidade Estudual de Londrina、通称UELです。総合大学なので人文科学・社会科学・自然科学とたくさんの学部と研究室が存在し、生徒も多く在籍しています。キャンパスも広く感覚としては森の中にいるような感じです。大学の端から端まで徒歩で30分くらいはかかります。
市街からは大学を通るバスが頻繁に出ていて、305、307、315がそのバスでした。ロンドリーナ州立総合大学はこの前調べたブラジル国内大学ランキングによると200校中20位で教育環境やその質も良いので他州あるいは他市から来る人も多いです。その為みな大学の寮を借りたりシェアハウスをしていました。安全面からか一人暮らしをしている人はあまり見かけませんでした。
昼と夜の２部制であり、昼間仕事をしている人も勉強できます。僕は歴史学、芸術、ズンバの3つの授業を取っていました。
学食も面白いシステムでした。日本と違い全員メニューは同じです。初めに銀色のトレイを取って、その後ブッフェのようにご飯やフェイジャン、サラダやお肉、フルーツなどを上に乗せていきます。ご飯とフェイジャン、サラダとジュースがおかわりし放題で最高でした笑。ちなみに夜も空いていて、授業終わり友達や教授と夕ご飯として行っていました。
２．ブラジルの大学事情
ブラジルには約200ほどの大学があるそうです。公立は学費が無料で質が良く、学生は公立に入るために必死に勉強します。ブラジルでもやはり人気の学部は医学部や法学部ですが、面白いのは農学部が人気トップということです。また、理系は就職に有利かつ尊敬されます。文系は教授でさえもあまり敬われないということを聞きました。
ブラジルの教育の一つの問題は、貧しい家庭は良い大学に行けないということです。中学高校も同じく公立・私立があります。公立は無料ですが教師の質がかなり悪いらしいです。私立はお金がかかりますが教育の質が良く、また大学入試対策も多いらしく合格しやすくなります。富裕層は初め私立へ行かせ無料の公立大学に行かせるのです。受験戦争に負けた人は私立へしぶしぶ行きますが。学費が払えずほとんどがドロップアウトします。
３．陽気な国での留学生活
アパートは大学からバスで20分くらい離れた中心街に借りました。プライベートではカポエイラを習ったり、好きな卓球をブラジル人としたりしていました。
週末は仲のいい友達とご飯へ行ったり飲みにいったり、常に現地の友達と楽しく過ごしていました！そういうこともあってか、帰国する時はやはり寂しかったです。ご飯は外でピザやシュラスコを食べることもありましたが、もっぱら料理が好きなので概ね自炊していました。
