皆さんこんにちは!
ユージです。
以前行った"Museu Nacional da Escravatura(国立奴隷博物館)"についてお話します😃
入館料は大人1人500クワンザ(約115.7円)です。
駐車場有り。博物館の周りに民芸品の市場が出ています。
博物館自体は30分ほどあれば見学できます。
実はアンゴラは、僕たちが中学校や高校の世界史で習った大航海時代の奴隷の輸出元でした。
そしてこの奴隷博物館がある場所が奴隷を輸出していた港の一つでした。
まず船で輸出される奴隷は、カトリックに改宗され、アンゴラでの名前からペドロやマルコのような西欧風の名前に変更・登録されてからブラジルなどへ渡ったそうです。
僕たちが世界史で習ったように大体の奴隷ルートはアンゴラ→ブラジルでブラジルのコーヒー農園やさとうきび畑で酷使されました。博物館の方によると、ブラジルに渡った後さらに北アメリカへ売られることもあったそうです。ブラジルの受け入れ先はやはり今なおアフリカ文化が色濃く残る北部やリオデジャネイロです。
奴隷博物館、とても興味深かったです。
僕は世界史が好きなのですが、特に15世紀の大航海時代がお気に入りで、今回この博物館に来られて満足でした。
以前ブラジルで暮らしていたのですが、まさか奴隷が輸出される元に足を運ぶことになるとは思っていませんでした。
今リアルな場所に来ることによって、若いときに学んだ世界史の知識が自らの体験と繋がり、なんだか不思議な感覚です。
犠牲になったたくさんの奴隷。ここからブラジルへ出発して行ったのか。どんな気持ちだったのだろうか。不安だったのか、それとも一種の諦めだったのか。色々な複雑な気持ちを兼ね合わせながら真っ青な大西洋をしばらく眺めていました。