長期旅行から任地へ戻ってきてから約20日間が経ちます。時間が過ぎるのはやはり早いもので、中学生の時ある友達が「光陰矢の如し」と言っていたのを思い出しました。
さて、アルゼンチン南西部に位置する小さな町”エルカラファテ”の続きです(^-^)
以前の記事に書いたと思うのですが、エルカラファテはロス・グラシアレス国立公園観光の拠点地であり、他にもニメス湖や壁画群プンタ・ワリチュなどがあります。
そして氷河ツアーの拠点地とだけあって、エルカラファテには”グラシアリウム”という氷をテーマにした博物館があります。
1.アクセス
エルカラファテから専用のバスが往復で定期的に出ています。値段は無料です。ちゃんとしたバス乗り場は無く、観光案内所のような施設の駐車場の一つに時間へやってきてはそこにいる観光客を乗せて行きます。目立つ看板などは無いのですが時刻表が駐車場にあります。
観光案内所のような施設はレストランやバーが立ち並ぶAv. Del Libertador Gral. San Martin と 1° de Mayo が交差するところにあります。
地球の歩き方に載っている時間帯は変更されており、今は11:00-18:00まで1時間おきに出ているそうです。バスはマイクロバスで20人も乗れなかった気がします。人数が多いと次の時間帯に回されてしまいますので、時間10分前くらいには列に並んでおいたほうが吉です。グラシアリウムまでは15分ほどで着きます。
帰りのバスの時刻表は博物館の中入り口近くにもありますのでご安心を!
2.博物館
館内に入るとすぐ目の前に博物館とバーのチケット売り場があります。そして右手に喫茶店、左手にお土産屋とトイレがあります。チケットを買ったらすぐ右にある博物館入口へと足を延ばします。
博物館の入場料、忘れてしまいました。。。笑 すみません。でも確か地球の歩き方より少し値上がりしていて、グラシアリウムAR$500(約895円)、グラシアバ―ブランカAR$300(約537円)くらいだったと思います。
グラシアリウムの左横にグラシオバーブランカというバーのチケット売り場があります。チケットを買ったらすぐバーに案内されてしまったので、先にゆっくり博物館を見学したい人は見学後にチケットを購入することをお勧めします!
中は暗く、電工パネルにより氷河の成り立ちや研究史、ロス・グラシアレス国立公園内の探求の歴史など、氷や氷河に関するさまざまなことが学べます。途中にはジオラマやシアターなどがあり、写真で見るあの大きな氷河がいかにして出来るか、また様々な氷の結晶の形、複数あるパタゴニアの氷河の紹介などが見られます。
最後の方には地球環境汚染への警鐘、またパタゴニアのような美しい大自然を守るために我々人類に何ができるのか考えさせられるブースになっていました。
出口手前には小さい映画館のようなものがあり約20分間ほど氷河に関する動画を見ることが出来ます。3Ⅾメガネで迫力のある映像です。
3.世界唯一、「氷河のバー」
グラシアリウムすぐ左横のチケット売り場でチケットを購入すると時間を言われ、右手奥にある喫茶店付近で7分くらい待機した後、地下へ案内されました。
地下にバーがあり、中はとても寒いです!入る前に防寒ポンチョと手袋を貸してくれます。中に入ると氷河の氷でできたコップを手渡され、各自好きな飲み物を選びます。地球の歩き方によると、氷河の氷を使用したバーはここが世界唯一らしいです笑。中に入っていられる時間は約15分ほどで、時間になったら呼ばれます。
中はまさにクラブのような音楽が大きな音で鳴り響きそこにいた観光客はみなノリノリでした。15分間みんな思い思いに時間を過ごします。中には氷でできた椅子やカウンター、かまくらなどモニュメントがたくさんありたくさん写真を撮りました。
アルゼンチンあるいはパタゴニアはリキュールが有名なのか、町ではどこでもリキュールが売っておりこのバーでもリキュールがありました。僕は初めチョコレートリキュールを飲みその後コーラ、そしてビールを飲みました。
冷たい氷河の氷で飲む飲み物、なんだか不思議な感じで楽しかったです。
4.おわりに
帰りのバスを待っていると大型犬が寝そべっておりました。田舎だからか、オーロプレットと同じで犬がみな大型です。しかも気質も似ていてみんなのんびり笑。翻ってサンパウロやリオデジャネイロなどの都市の動物は心なしかせわしない。街の規模やそこに生きる動物の気質の相関関係を研究するのも面白そうです。
グラシアリウム、とても楽しかったです。博物館とバー合わせて3時間くらいはいたと思います。貴重な体験になりました(*^-^*)