コマイユージ

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修行2日目【部屋の片づけ】

 全JICAボランティアへ緊急一時帰国命令が出て、ブラジルで活動していた私も日本へ帰ることになりました。

 

 20日金曜日に現地を出発し一昨日の22日日曜日に成田空港に着きました。昨日今日は部屋の片づけをしていました。一定期間過ごす部屋、要らないものは処分し使うものは整理整頓しておかなければ生活に支障をきたします。

 

 4月下旬に再度派遣を検討とのこと。少なくとも1カ月は期間があるので、この内に次の活動が円滑に進むよう準備と英語・ポルトガル語の勉強をしようと考えています。

 

 「もっと現地にいたかった」と他ボランティアは終始やりきれない気持ちを抱えているようでしたが、私はむしろこの状況をポジティブに捉えています。理由は3つ、

 

1.日本で一定期間休息を取れるから。

2.現地の生徒(子供と大人)へ日本のお土産を買っていけるから。

3.一度派遣先から物理的距離を取ることにより、自分のしてきた活動を、今一度冷静かつ客観的に分析できるから。

 

 です。

 

 特に3つ目が私にとってはポイントです。ずっと同じこと或いは同じ場所にいるとそれが仮に「ブラジルに住む」という非日常であったとしてもいつの間にか日常になってしまいます。それは慣れるという観点では良いかもしれませんが、次第に異文化の刺激や周りの人への感謝の気持ちが薄れてしまうのです。

 

 母国へ一度戻ることにより、食事やトイレ、交通マナーや現地の人の気質など派遣時に感じた新鮮なあの感覚を再度思い出すことが出来ます。

 

 また、帰国という行動を機にブラジルでの生活、そして日本語学校で生徒たちと過ごす時間が永遠でないことに気付きます。そうすると、2年間連続で活動するよりも、期間は短くなりますが、より濃密で意味のある時間を造り出すことが可能なのではないでしょうか。私にはそう感じます。