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修行6日目【レベル別!ポルトガル語オススメ参考書教えます♪】

 ポルトガル語は他の言語、例えば英語や中国語、に比べて圧倒的にテキストが少ないです。しかし、探してみると意外には良書が揃っています。今回は僕が実際に使ってみて良かったポルトガル語の参考書をレベル別にご紹介致します!

 

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1.入門編ーポルトガル語に触れる

 ポルトガル語に限らず外国語を勉強する人の理由は多岐にわたると思うのですが、最も大事なことは気張りすぎないことだとおもいます。というのは、最初から単語帳やら文法書やら買い揃えてしまうとその量や難しさを前に挫折する可能性が高いからです。

 

 始めはやはり易しくかつ厚さが薄いものを購入しましょう。まずはポルトガル語とはどんな言語かを体験してみるのがコツです。

 

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学部時代のテキストです

 

 僕のおすすめはNHKラジオ講座です。中は簡単な会話のダイアログとそれに関する単語・文法の解説となっています。

 

 確か全12課構成で英語で言う"Can"や"Want"なども網羅されているので、しっかりやれば基本的なポルトガル語を話せるようになります。

 

 文化説明のページもあるので楽しいですよ♪

 

 また、『ブラジルポルトガル語』香川正子 白水社2007も良いですよ。こちらはラジオ講座と似た構造ですが、文法解説がもう少し詳しくなった感じ。また、問題演習もより多く付いています。

 

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2.初級編ーまずは単語、そして文法の反復演習

  それなりにポルトガル語がどんな言語か分かってきたら次は基礎を固めましょう!

 

 僕はいつも単語をまず覚えその後に文法、文法の演習、のように学習を進めています。

 

 一番おすすめの参考書は『ブラジル人による生きたブラジルポルトガル語初級・中級』兼安シルビア典子2005です。

 

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 分からない文法を調べたり覚え直したりする時に使うバイブル的な存在です。一通りの文法が細かく解説されています。また、少し難しいですが演習問題もたくさんあります。中身はオールカラーで楽しいです。

 

 IBCパブリッシングの『新ベーシックブラジルポルトガル語』深沢暁・和嶋千歳エレナ共著2016も文法書としては良いかもしれません。カラーじゃないので僕はあまり好きじゃないですが、会話のダイアログとそれの文法解説、問題演習とバランスよく構成されています。

 

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 単語帳のおすすめは『いちばんはじめのブラジルポルトガル語単語』香川正子2016です。

 

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 中身は分野別に分けられ、またイラストも多いので単語が覚えやすいと思います。収録語彙数は約1,600でちょうど良いと思います。

 

 白水社の『ブラジルポルトガル語単語集』香川正子2012も使っていました。単語がアルファベット順に並んでいるので暗記には不向きでしたが、軽く何かを調べる場合には良かったです。また他単語集と異なり約3,000語が収録されているので良いですね。

 

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 文法演習をたくさんしたい方には、解説があまり丁寧ではありませんが、同じく白水社の『ブラジルポルトガル語 文法ドリル 1500題』香川正子2014が良いでしょう。

 

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 そのタイトルの通り文法問題の演習がたくさんできます。一通り文法を理解して、その後文法の知識を定着させたい人向けです。ただ答えはあるものの解説が無いので少し困るという難点があります。

 

3.中級編ー読んで話して

  僕の中での”ポルトガル語中級者”とは、

①会話において、分からないときがあっても聞き返せば理解できる。

②新聞や雑誌が辞書を使えば何が書いてあるか分かる。

③日記を辞書なしでスラスラ書ける。

④遠回しな表現であれ自分の気持ちを相手に伝えることが出来る。

⑤Celpe-Brasの受験を考えている

 

  というような人です。ポルトガルやブラジルの現地に住んでいるようであれば必要ないですが、日本にいる場合意識して多読や多聴をする必要があると思います。そんな時に良いテキストをご紹介致します!

 

 まず三修社の『耳が喜ぶブラジルポルトガル語』岩村ウィリアン雅浩2013です。

 

 

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 中にはなんと100個ものスクリプトが収録されています。3つのステップに分かれていて、最初は約80語の短いものそして段々200語や250語などスクリプトの量が増えていく感じです。

 

 CDが付いていてシャドウイングもしやすいです。また、スクリプトのすぐ近くに出てきた単語や熟語が記載されていて、”分からなくて嫌になる”ことがありません。英語で言う『速読英単語』のようなものでしょうか。とても気に入っています。

 

 そして中経出版の『ジョゼ・ピニェイロの歌って覚えるポルトガル語』2013です。

 

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 これはどちらかというとブラジルの音楽・文化を知りたい人向けです。ブラジルの有名な音楽がいくつか収録されていて、楽しみながらポルトガル語を学ぶことが出来ます。初めに文法解説があったり、歌詞には日本語訳があったりととても親切で楽しい一冊です。

 

 最後に紹介するのは三修社の『手紙・メールのポルトガル語』野中モニカ2010です。

 

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 実は今購入中でまだ実際に使ったことは無いのですがおすすめしています。その理由はポルトガル語において”手紙やメール”の書き方に特化した参考書はまだ少ない、あるいはほとんど無いからです。

 

 しかし中級者以上になるとブラジルポルトガル語試験Celpe-Brasに挑戦する人も多くなり、それには手紙やメールの書き方を練習することはマストになってきます。

 

 自宅にテキストが届き実際に使ってみたら再度レビューしたいと思います!

 

 

 以上桑子由紫のブラジルポルトガル語参考書紹介でした!